空走距離・制動距離・停止距離の違い
3つの「距離」は定義の起点をすり替える出題が定番です。どこからどこまでか、何が影響するかをセットで覚えます。
結論
空走距離は危険を感じてからブレーキが効き始めるまでに走る距離、制動距離は効き始めてから止まるまでの距離。2つを合わせた全体が停止距離です。
覚え方
「空走=頭の遅れ、制動=車の限界。合わせて停止距離」。
比較表
| 観点 | 空走距離 | 制動距離 |
|---|---|---|
| 区間 | 危険を感じてから効き始めるまで | 効き始めてから停止するまで |
| 何で決まる | 運転者の反応(認知・判断) | 車の性能・路面・タイヤ |
| 長くなる要因 | 疲れているとき(判断が遅れる) | 雨にぬれた路面・重い荷物 |
| 速度との関係 | 速度が上がるほど長くなる | 速度の2乗に比例して長くなる |
試験での問われ方・見分け方
起点のすり替えに注意。「空走距離はブレーキを踏んでから効くまで」は誤り(危険を感じてから)。教則が「速度の2乗に比例」と明記しているのは制動距離です。雨の路面+すり減ったタイヤでは停止距離が2倍程度に延びることも問われます。
よく出る出題文の例
- 運転者が疲れていると、空走距離が長くなる。
- 停止距離とは、ブレーキがきき始めてから車が停止するまでの距離をいう。
「制動距離」のひっかけ問題を解く →
速度が2倍になると制動距離は約4倍。2倍ではない。
実際の試験問題で確認する
速度が2倍になると、制動距離もおよそ2倍になる。
答えと解説を見る →
重い荷物を積んでいる車は、空車のときに比べて制動距離が長くなる。
答えと解説を見る →
ABS(アンチロック・ブレーキシステム)は、ブレーキをかけたときのタイヤのロックを防ぐ装置で、空走距離を短くする効果がある。
答えと解説を見る →
用語:停止距離(ていしきょり)→
運転者が危険を感じてブレーキをかけ、車が完全に止まるまでに進む距離です。「空走距離(危険を感じてからブレーキが効き始めるまでに進む距離)」と「制動距離(ブレーキが効き始めてから止まるまでの距離)」を合わせたものです。
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