インドネシア免許(SIM)から日本の免許へ|外免切替の書類
更新: 2026-10
インドネシアは試験免除の国ではないため、書類審査のあと知識確認と技能確認の両方を受けます。東京(警視庁)で追加が必要なのは、免許証に交付日が書かれていない場合のドライビングレコード(本国で取得)です。更新を繰り返したSIMは最初の取得日がわからないことがあるので、初回取得日と更新歴がわかる証明を本国で取っておくと安心です。
インドネシア免許は「書類審査+知識確認+技能確認」
試験免除の対象はアイスランドや韓国、台湾など一部の国・地域だけで、インドネシアは含まれません。書類審査のあと、知識確認(50問・○×式・30分、45問以上で合格)と技能確認(100点中70点以上で合格)の両方に合格する必要があります。
共通の条件は、①インドネシアの免許が有効であること、②取得後にインドネシアに通算3か月以上滞在していたこと、③日本で住民登録をしていて特定事項入りの住民票の写しを出せること、です。短期滞在の在留資格では申請できません。
カギは「免許の取得日」を証明できるか
警視庁は、免許証に取得日が書かれていない場合、最初の取得日を証明する書類(ドライバーズレコード等)を求めています。インドネシアについては国別一覧に「ドライビングレコード(運転免許証に交付日の記載がない場合は必須)(本国)」とあります。
取得日が大事なのは、3か月滞在の起算日になるだけでなく、東京では初心者マークの表示義務(通算1年)や二輪の二人乗り(一般道は通算1年、高速道路は通算3年)の判断にも滞在期間を使うからです。更新後の免許証だけでは最初の取得日がわからない場合に備えて、証明書を用意しましょう。
| 申請先 | インドネシア免許の追加書類(2026年10月確認) |
|---|---|
| 警視庁(東京) | ドライビングレコード(免許証に交付日の記載がない場合は必須)。本国で取得 |
| 栃木県警 | 運転免許証明書(初回交付日・更新日などがすべて記載されたもの)。インドネシアの免許センターで取得 |
| 愛知県警(東三河) | 運転免許証の発行日がわかる証明書(免許証に記載がない場合) |
外国で取った証明書の注意点
証明書類は原本が必要で、コピーは受け付けられません(警視庁・愛知県警など)。愛知県警(東三河)は、外国で取った証明書には発行国の外務省による公印確認かアポスティーユが必要としています。東京の一覧にはこの記載はないので、申請先の県警で必ず確認してください。
2種類以上の免許(たとえば車とバイク)を持っている場合は、それぞれの取得日を証明する書類が必要です(警視庁)。東京では、免除国以外の免許は1回に申請できる種類が原則1種類なので、どちらから切り替えるかを決め、別々に申請します。申請写真も種類ごとに1枚必要です。
翻訳文はJAF・大使館など
翻訳文は自分で訳したものは使えません。警視庁が認める作成者には JAF などがあり、駐日インドネシア大使館の翻訳文も認められています。
免許を更新したら翻訳文は取り直しです。警視庁は、技能確認が予約日からおおむね3〜4か月後になり、その日まで有効な免許が必要だとしています。期限が近い人は先に更新しておきましょう。
| 作成者 | 料金・日数(2026年10月確認) | メモ |
|---|---|---|
| JAF | 6,600円(切替用)・平均5〜10営業日 | Web申請のみ。免許証の表裏の画像(JPEG) |
| 駐日インドネシア大使館 | 大使館に確認 | 警視庁の作成者一覧に「駐日大使館」として含まれる |
3か月滞在の証明:スタンプがないとき
取得後にインドネシアに通算3か月以上いたことを、新旧すべてのパスポートの出入国スタンプで確認します。自動化ゲートを使ってスタンプがない場合は、出入国記録の証明書などが必要です。
警視庁は、パスポートで確認できないときの「滞在期間証明書類」として次のものを挙げています。給与証明だけでは申請できず、ほかの書類と組み合わせる必要があります。
- 出入国記録の証明(インドネシアの出入国日がわかるもの)
- 公共料金の請求書(氏名・住所・利用期間が書かれたもの)
- 在職証明(現地の勤務先が在職期間を証明したもの)
- 成績証明(現地の大学などが期間を明記したもの)
- 納税証明(現地の行政機関が出した3年以上連続のもの)
- 居住証明(現地の行政機関が出したもの)
知識確認はインドネシア語で受けられる
警視庁の知識確認は20言語に対応していて、インドネシア語も含まれます。
警察庁によると、2025年10〜12月の合格率は知識確認42.8%、技能確認13.1%でした。知識確認に合格して技能確認に落ちた場合、知識確認の日から6か月以内の再申請なら知識確認は免除されます。menkyopassの英語の模試で、50問・45問合格の形式に慣れておきましょう。
よくある質問
Q. ドライビングレコードは全員必要ですか?
A. 東京では、免許証に交付日の記載がない場合に必須です。栃木県警は初回交付日・更新日がすべて書かれた証明書を求めています。申請先で確認してください。
Q. 車とバイクを一度に切り替えられますか?
A. 東京では、免除国以外の免許は1回に原則1種類です。別々に申請し、それぞれの取得日がわかる書類を用意してください。
Q. 翻訳文はどこで取れますか?
A. JAF や駐日インドネシア大使館などです。
Q. インドネシア語で知識確認を受けられますか?
A. はい。警視庁の知識確認は20言語に対応しており、インドネシア語も含まれます。
関連する記事
出典
- 警察庁 丙運発第59号(令和8年1月8日)別添「外国免許等関係事務取扱い要領」
- 警察庁「外国で取得した免許をお持ちの方」
- 警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」
- 警視庁「必要書類(共通)」PDF
- 警視庁「国別必要書類一覧」PDF(令和8年8月現在)
- 警視庁「国別必要書類一覧」中国語版PDF(滞在期間証明書類の一覧)
- 警視庁「注意事項」PDF
- 警視庁「外国語による学科試験・知識確認」
- 栃木県警察「必要証明書類(国別)一覧」PDF
- 栃木県警察「必要証明書類(国別)一覧」英語版PDF
- 愛知県警察 東三河運転免許センター「外国免許から国内免許への切替え」PDF(令和8年7月)
- インドネシア国家警察規則 Perpol No.5/2021(運転免許証の区分:SIM A・SIM C)
- JAF「翻訳文の申請方法」
- 日本経済新聞「外国人の免許切り替え、筆記試験の合格率9割→4割に 25年10〜12月」(警察庁公表の報道)