黄色の点滅信号と赤色の点滅信号の違い|外免切替
更新: 2026-10
黄色の点滅信号は、他の交通に注意すれば止まらずに進めます。赤色の点滅信号は、停止位置で必ず一時停止してから進みます。「赤の点滅は徐行でよい」は誤りで、知識確認(外免切替の学科)で繰り返し狙われるポイントです。
ひと目でわかる違い(比較表)
どちらも夜間や交通量の少ない交差点でよく見かける信号です。色が違うだけで、求められる行動は「進める」と「止まる」で正反対になります。車の運転者として覚えるべき違いを表にまとめます。
| 項目 | 黄色の点滅(kiiro no tenmetsu) | 赤色の点滅(aka no tenmetsu) |
|---|---|---|
| 法令上の意味(車) | 他の交通に注意して進行できる | 停止位置で一時停止しなければならない |
| 止まる義務 | なし(注意は必要) | あり(必ず完全に止まる) |
| 徐行で通過 | 徐行の義務自体はない | ×(徐行では足りない) |
| 止まる場所 | ― | 停止線の直前(停止線がなければ交差点の直前など) |
| 近いルール | 交通整理の行われていない交差点の通り方 | 「一時停止」の標識があるときと同じ |
| 歩行者の場合 | 他の交通に注意して進行できる | 他の交通に注意して進行できる(車と違う) |
| 試験での狙われ方 | 黄色の灯火(点灯)と混同させる | 「徐行して交差点に入れる」と書いて誤りを誘う |
法令ではどう決まっているか
信号の意味は道路交通法施行令(どうろこうつうほうせこうれい)第2条の表で決まっています。黄色の灯火の点滅は「歩行者等及び車両等は、他の交通に注意して進行することができる」。赤色の灯火の点滅は「歩行者等は、他の交通に注意して進行することができる」「車両等は、停止位置において一時停止しなければならない」です。
信号に従う義務は道路交通法第7条にあります。赤色の点滅で一時停止しないのは、ただのマナー違反ではなく信号に従わない違反です。
同じ表の備考で「停止位置」は次のように定義されています。停止線があれば、その直前が停止位置です。
- 交差点の手前:交差点の直前(交差点の直近に横断歩道などがあれば、その外側まで含めた直前)
- 交差点以外で横断歩道・自転車横断帯・踏切がある場所:その直前
- 交差点以外でそれらがない場所:信号機の直前
赤色の点滅:止まったあとにすること
警察庁の「交通の方法に関する教則」は、交通整理の行われていない交差点の通り方の中で、「一時停止」の標識があるときは停止線の直前(停止線がなければ交差点の直前)で一時停止し、交差する道路を通行する車や路面電車の進行を妨げてはいけない、と説明し、「進行方向に赤の点滅信号があるときも同じ」としています。
つまり赤色の点滅は「止まって、左右の車を先に行かせてから進む」信号です。速度を落としてそのまま交差点に入る(徐行)のでは一時停止になりません。タイヤが完全に止まった状態を作ってから、安全を確かめて発進します。
交差する道路側が黄色の点滅になっていることが多く、その場合は相手側に優先があると考えて待つのが基本です。
黄色の点滅:止まらなくてよいが「何でも進める」ではない
黄色の点滅は停止の義務がなく、他の交通に注意しながら進めます。ただし教則はこれも「交通整理の行われていない交差点の通行方法」の項で説明しています。信号機があっても、青・黄・赤で交通を整理しているわけではないためです。
そのため、交差する道路が優先道路のときや道幅が明らかに広いときは、その道路を通る車の進行を妨げてはいけない、道幅が同じくらいなら左方から来る車を妨げない、といった交差点のルールもあわせて守ります。
もうひとつの落とし穴は、点灯している黄色(黄色の灯火)との混同です。黄色の灯火は「停止位置から先に進んではいけない」(安全に止まれないときだけ進める)という意味で、黄色の点滅とはほぼ逆の行動を求めます。
点灯と点滅、4つの信号を並べて覚える
試験では「点灯か点滅か」「黄か赤か」を入れ替えた文が出ます。次の4つをセットで覚えると混乱しません(いずれも車の場合)。
| 信号 | 車がすること | ひっかけ例 |
|---|---|---|
| 黄色の灯火(点灯) | 原則、停止位置で止まる | 「注意して進行できる」は× |
| 黄色の灯火の点滅 | 他の交通に注意して進む | 「必ず一時停止」は× |
| 赤色の灯火(点灯) | 停止位置を越えて進まない | すでに右左折している車はそのまま進める |
| 赤色の灯火の点滅 | 停止位置で一時停止→安全確認して進む | 「徐行して進める」は× |
知識確認の出題例
menkyopassの問題から、実際の出題形式の例です。
問題:「赤色の点滅信号では、車は徐行して交差点に入ることができる。」 答え:×。赤色の点滅信号では、停止位置で一時停止し、安全を確認してから進行します。徐行のまま交差点に入ることは認められません。
同じ型で「黄色の点滅信号では、車は必ず一時停止しなければならない」とあれば×、「歩行者は赤色の点滅信号でも、他の交通に注意して進むことができる」とあれば○です。主語が車か歩行者かも必ず確認しましょう。
母語で点滅信号の問題を練習する
知識確認は日本語の用語を正確に理解しているかが問われます。「点滅」「一時停止」「徐行」の違いは、母語の解説つきで問題を解くと定着が早くなります。menkyopassの模試(1回目と3分野は無料)で、信号の問題をまとめて確認できます。
この用語が出る練習問題
よくある質問
Q. 赤色の点滅信号で、左右に車がいなければ止まらなくてもよいですか?
A. いいえ。車は停止位置で必ず一時停止しなければなりません(道路交通法施行令第2条)。車がいないことを確かめるのは、止まったあとです。
Q. 黄色の点滅信号では徐行が必要ですか?
A. 法令上の意味は「他の交通に注意して進行することができる」で、黄色の点滅そのものに徐行や停止の義務はありません。ただし交差点のほかのルール(優先道路・左方の車など)は守ります。
Q. 赤色の点滅の場合、どこで止まればよいですか?
A. 停止線があればその直前、なければ交差点の直前(直近に横断歩道があればその手前)です。交差点以外では横断歩道や踏切の直前、何もなければ信号機の直前です。
Q. 歩行者にとっての赤色の点滅は何を意味しますか?
A. 歩行者は「他の交通に注意して進行することができる」です。車は一時停止、歩行者は注意して進行と、同じ信号でも意味が違います。