Gaimen本番と同じ50問の模試で知識確認対策

日本と中国の道路標識の違い|止まれ・徐行・駐車禁止

更新: 2026-10

日本の「止まれ」は赤い逆三角形、中国の「停车让行」は赤い八角形です。さらに中国で「减速让行(让)」を表す白地・赤枠の逆三角形は、日本では「徐行」の標識と同じ形と配色で、意味は「すぐ止まれる速度で進む義務」です。中国の国家標準GB 5768.2と日本の「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」を突き合わせ、試験で混同しやすい違いだけを表にしました。

比較表:日本と中国(大陸)の標識・信号

中国側は国家標準GB 5768.2「道路交通标志和标线 第2部分:道路交通标志」(2022年版、2022年10月1日実施)と「道路交通安全法实施条例」、日本側は「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」(括弧内は標識番号)、道路交通法施行令、警察庁の教則で確認しました。中国の標識の図柄は2009年版の図でも確認しています。

項目日本中国
止まって確認する「一時停止」(330):赤地の逆三角形に白字「止まれ」。2017年7月からは「STOP」を併記した様式もある「停车让行」:正八角形・赤地に白字「停」。路口に入る前に完全に停止
逆三角形・白地に赤枠「徐行」(329):青字「徐行」。直ちに停止できる速度で進む義務(規制標識)「减速让行」:黒字「让」。減速または停止して交差道路の車を優先させる
「ゆっくり」の標識「徐行」は守る義務がある規制標識黄色の三角形に「慢」の警告標識「慢行」は2009年版にあったが、2022年版で削除
最高速度白地・赤枠・青い数字(323)「限制速度」:白地・赤い円・黒い数字
最低速度最高速度と同じ配色で、数字の下に線(324)「最低限速」:青地に白い数字の指示標識。最高速度の標識と同じ柱に付ける
速度規制の終わり補助標識「終わり」などで示す「解除限制速度」:白地・黒い円に黒い細い斜線と黒い数字
駐車禁止(斜線1本)「駐車禁止」(316):青地・赤枠・赤の斜線。停車はできる「禁止车辆长时停放」(旧称 禁止长时停车):青地・赤い円・赤の斜線。临时停放はできる
駐停車禁止(×)「駐停車禁止」(315):駐車も停車もできない「禁止车辆停放」(旧称 禁止停车):運転者が車を離れるかどうかに関係なく停・放とも禁止
矢印信号青の矢印は赤・黄でも矢印の方向に進める。黄の矢印は路面電車用。施行令の表に赤い矢印はない車道信号灯の緑の矢印は進行可、赤の×や赤い矢印はその車線の通行禁止

「止まれ」は逆三角形、「停」は八角形

中国の「停车让行」は正八角形・赤地白字で、路口に入る前に完全に停止し、安全を確認してから進むことを表します(GB 5768.2-2022)。日本で同じ意味を持つのは「一時停止」の標識で、形は赤い逆三角形、文字は「止まれ」です。国土交通省の発表によると、2017年7月1日から「徐行」に「SLOW」、「一時停止」などに英字を併記する様式が加わったので、「STOP」と書かれた逆三角形も見かけます。

止まる場所は、停止線があればその直前、なければ交差点の直前です(道路交通法43条)。止まったあとも、交差する道路を通る車の進行を妨げてはいけません。徐行して安全を確かめるだけでは違反で、知識確認では「この標識のある交差点では、徐行して安全を確かめれば、そのまま通行できる」が×の問題として出ます。

中国の八角形は「とにかく止まる標識」として覚えやすいのですが、日本では八角形ではなく逆三角形で止まる、と形のイメージを入れ替えておきましょう。

白地・赤枠の逆三角形:中国の「让」と日本の「徐行」

中国の「减速让行」は倒等边三角形・白地・赤枠・黒字「让」で、交差する道路に優先権があり、減速または停止して相手を先に通すことを表します。日本の「徐行」の標識も、白地に赤枠の逆三角形で、文字は青の「徐行」です(命令の色の規定)。形と配色がよく似ているため、中国で運転していた人は「譲れ」の意味に読みがちです。

日本の徐行は「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行すること」と法律で定義されていて(道路交通法2条1項20号)、時速の数字はありません。中国の「减速让行」のような「相手がいれば譲る」という意味ではなく、標識のある場所ではいつでもすぐ止まれる速度まで落とす義務です。

なお日本では、交差する前方の道路が優先道路であることを示す「前方優先道路」(329の2)という規制標識が別にあり、色の規定は徐行と同じです。中国の「慢行」(黄色の三角形に「慢」)は注意を促す警告標識でしたが、2022年版のGB 5768.2で削除されました。日本の徐行は警告ではなく規制なので、守らなければ違反になります。

速度の標識:最低速度の見分け方が違う

最高速度の標識は日本・中国とも赤い円に数字ですが、数字の色が違います。中国の「限制速度」は黒い数字、日本の「最高速度」は青い数字です。

大きく違うのは最低速度です。中国の「最低限速」は青地に白い数字の指示標識で、最高速度の標識と色で区別できます。日本の「最低速度」は最高速度と同じ白地・赤枠・青い数字で、数字の下に線があるかどうかだけが違います。線のあるほうが「これより遅く走ってはいけない」速度です。

速度規制の終わりは、中国では「解除限制速度」の標識(黒い円と斜線)で示します。日本では補助標識「終わり」などで規制の終わりを示します。

駐車禁止と駐停車禁止:斜線は同じでも「停車」の範囲が違う

見た目は両国でよく似ています。どちらも青地に赤い円(枠)で、斜線1本が「長く止めるのは禁止」、斜線2本(×)が「止めること自体が禁止」です。中国では2022年版で名前が「禁止车辆长时停放」「禁止车辆停放」に変わりました。

違うのは、許される短い停止の範囲です。中国の標準は、临时停放を「上下客や貨物の積みおろしなどのための停車で、運転者が車内または車のそばで待っているもの」と説明していて、分数の定めはありません。日本の「停車」は人の乗り降りと、5分以内の荷物の積みおろしなどです。客待ちや荷待ちで続けて止まるのは、運転者が乗ったままでも「駐車」になります(道路交通法2条1項18号)。

そのため「運転者が車にいれば大丈夫」という中国の感覚で考えると、日本の駐車禁止の場所で客待ちをして違反になります。知識確認では「荷物の積みおろしのための停止で10分以内のものは、停車にあたる」(×、正しくは5分)のように、この数字がよく狙われます。

補助標識と矢印信号

補助標識は両国とも本標識のすぐ下に付き、時間・車の種類・区間などを限定します。中国の辅助标志は白地・黒字・黒枠の長方形で、時間は「7:30-10:00」のように書きます。日本の補助標識も白地に黒字が基本で(車の種類は淡い黄色の地)、時間は「8-20」(8時から20時)のように書きます。「原付を除く」のような除外の書き方にも注意します。

矢印信号の色の使い方も違います。中国の実施条例では、車道信号灯の緑の矢印はその車線が矢印の方向に進めること、赤い×や赤い矢印はその車線の通行禁止を表します。日本の道路交通法施行令の信号の表にある矢印は、青の矢印(黄や赤でも矢印の方向に進める。右向きなら転回もできる)と、路面電車用の黄の矢印だけです。「黄色の矢印信号が表示されているときは、車は矢印の方向に進むことができる」は×です。

赤信号での右左折のルールも逆向きです。中国では赤信号でも右折できますが、日本では「左折可」の標示板がある場合を除き赤信号で曲がれません(詳しくは日本の交通ルールの違いの記事)。

試験ではこう出る:実際の問題

知識確認の標識問題は図つきの○×で出ます。menkyopassの問題から、中国との違いが関係するものを抜き出しました。中国語でも受けられますが、標識の形と意味は日本の規定で判断します。

menkyopassの外免切替ドリルでは、中国語・ベトナム語・英語・日本語の解説つきで標識の問題を練習できます(模試1回目と3分野は無料、全問は¥2,980の買い切り)。

関係する標識問題文答え
一時停止(止まれ)の標識の図この標識のある交差点では、徐行して安全を確かめれば、そのまま通行できる。×
駐車禁止の標識の図この標識がある場所では、駐車だけでなく停車も禁止されている。×
駐停車禁止の標識の図この標識がある場所でも、人の乗り降りのためであれば停車してもよい。×
補助標識「駐車禁止」の本標識に「8-20」と書かれた補助標識が付いている場合、駐車が禁止されるのは午前8時から午後8時までの間だけである。○
矢印信号黄色の矢印信号が表示されているときは、車は矢印の方向に進むことができる。×

よくある質問

Q. 日本に八角形の「止まれ」はありますか?

A. 日本の「一時停止」の標識は赤い逆三角形で、文字は「止まれ」です(英字「STOP」を併記した様式もあります)。中国の八角形の「停」とは形が違うので、逆三角形で止まると覚えてください。

Q. 白地に赤枠の逆三角形は「譲れ」の意味ですか?

A. 中国では「减速让行」ですが、日本で同じ形と配色の標識は「徐行」です。直ちに停止できる速度で進む義務を表し、譲る相手がいなくても速度を落とします。

Q. 最低速度の標識はどう見分けますか?

A. 日本では最高速度と同じ白地・赤枠・青い数字で、数字の下に線があるのが最低速度です。中国のような青地に白い数字の最低速度の標識ではありません。

Q. 中国の禁止停车と日本の駐停車禁止は同じですか?

A. 見た目(青地・赤い×)と「止めること自体が禁止」という意味はほぼ同じです。違いが出るのは斜線1本の駐車禁止のほうで、日本で許される停車は人の乗り降りと5分以内の荷物の積みおろしなどに限られます。

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出典