パキスタン免許から日本の免許へ|外免切替の書類
更新: 2026-10
パキスタンは試験免除の国ではないため、書類審査のあと知識確認と技能確認の両方を受けます。東京(警視庁)では、在日パキスタン大使館が出す運転免許の証明が必要で、2026年8月18日以降に発行されたものに限られます。前に取った証明は使えないので、申請の直前に取り直しましょう。
パキスタン免許は「書類審査+知識確認+技能確認」
知識確認・技能確認が免除されるのは、韓国・台湾・ヨーロッパの一部など29の国・地域の免許だけで、パキスタンは含まれません。書類審査に通ったあと、知識確認(50問・○×式・30分、45問以上で合格)と、コースを走る技能確認(100点中70点以上で合格)の両方に合格する必要があります。
条件は全員共通で、①パキスタンの免許が今も有効であること、②免許を取ってからパキスタンに通算3か月以上滞在していたこと、③日本で住民登録をしていて、特定事項入りの住民票の写し(マイナンバーなし・6か月以内)を出せること、の3つです。短期滞在の在留資格では申請できず、申請は本人が行います。
東京では「2026年8月18日以降」の大使館証明が必要
警視庁の「国別必要書類一覧」(令和8年8月現在)では、パキスタンの免許の人は「運転免許についての証明(大使館)」が必要で、「2026年8月18日以降に発行されたもの」と書かれています。英語版も同じく、2026年8月18日以降に大使館が発行した証明書としています。
それより前に大使館で取った証明は、東京では使えません。以前に一度申請しようとして証明を取っていた人も、取り直しが必要です。ほかの書類(翻訳文・住民票の写しなど)とあわせて、書類審査の予約日に間に合うように準備しましょう。
| 書類 | 条件(警視庁) |
|---|---|
| 運転免許についての証明 | 在日パキスタン大使館が発行。2026年8月18日以降に発行されたもの |
| パキスタンの運転免許証(原本) | 現在有効なもの。カードか紙の原本(電子免許証だけでは不可) |
| 日本語の翻訳文 | JAF・大使館など |
大使館で証明を取るときに要るもの
在日パキスタン大使館のページでは、運転免許の証明書(Driving License Registration Certificate)の申請に次のものが必要としています(2026年10月確認)。NOC と免許の履歴は、パキスタンの免許当局で取る書類です。日本にいると取り寄せに時間がかかるので、早めに家族などに頼みましょう。
受付は月〜木曜が9:30〜13:00、金曜が9:30〜12:30、受け取りは14:00〜17:00と案内されています。証明の種類や必要書類が変わっていることもあるので、行く前に大使館(03-5421-7741)で、警視庁の求める証明になるか確認してください。
- 運転免許証の原本
- 免許当局の NOC(No Objection Certificate)
- 免許の履歴(License history sheet)
- 日本への入国日
- 有効なパスポートのコピー、CNIC のコピー、在留カードのコピー
- 大使館の申請書(General Application Form)
- 手数料 1,000円
ほかの県の例(栃木・埼玉・宮城)
国別の追加書類は都道府県警ごとに違います。下の表は2026年10月に確認した例です。どこも大使館の証明を求めていますが、栃木はパキスタンの免許当局の証明もあわせて求めています。申請先の県警の最新の一覧で必ず確認してください。
埼玉県警は、外国で取った証明書には発行国の外務省による公印確認かアポスティーユが必要、免許証とパスポートで名前が違う場合はその理由を示す証明書が必要、としています。書類審査は日本語で行うため、日本語と母語の両方がわかる通訳人の同伴も求めています(電話やアプリでの通訳は不可)。
| 申請先 | パキスタン免許の追加書類 |
|---|---|
| 警視庁(東京) | 運転免許についての証明(大使館・2026年8月18日以降の発行) |
| 栃木県警 | 運転免許証明書(駐日大使館およびパキスタンの免許当局) |
| 埼玉県警 | 運転免許証明書(大使館) |
| 宮城県警 | 証明書(駐日大使館が発行したもの) |
翻訳文はJAFか大使館
翻訳文は自分や知人が訳したものは使えません。警視庁が認める作成者のうち、パキスタンの免許で使えるのは駐日大使館と JAF です。民間の作成者は国が限られていて、パキスタンは対象に入っていません(警視庁、2026年10月確認)。大使館が翻訳文を出しているか、料金はいくらかは大使館に確認してください。
JAF は、アラビア文字で書かれた免許証は印刷できるまで2〜3週間ほどかかるとしています。免許を更新したら翻訳文は取り直しです。警視庁は、技能確認が予約日からおおむね3〜4か月後になり、その日まで有効な免許が必要だとしているので、期限が近い人は先に更新しましょう。
| 作成者 | 料金・日数(2026年10月確認) | メモ |
|---|---|---|
| JAF | 6,600円(切替用)・平均5〜10営業日 | Web申請のみ・日本国内から。免許証の表裏の画像(JPEG) |
| 在日パキスタン大使館 | 大使館に確認 | 警視庁の作成者一覧に「駐日大使館」として含まれる |
3か月滞在の証明と、車・バイクの両方を持つ人
免許を取った日から、パキスタンに通算3か月以上いたことを、新旧すべてのパスポートの出入国スタンプで確認します。自動化ゲートを使ってスタンプがない場合は出入国記録の証明書などが必要です。スタンプで確認できないとき、警視庁は在職証明、成績証明、納税証明(3年以上連続)、居住証明、公共料金の請求書などを「滞在期間証明書類」として挙げています。給与証明はそれだけでは申請できません。
東京では、免除国以外の免許は1回に申請できる種類が原則1種類です。車とバイクの両方を切り替えたい人は別々に申請し、それぞれの取得日がわかる書類と、種類ごとの申請写真(縦3cm×横2.4cm)を用意します。滞在期間は、初心者マークの表示義務(通算1年)や二輪の二人乗り(一般道は通算1年、高速道路は通算3年)の判断にも使われます。
知識確認はウルドゥー語で受けられる
警視庁の知識確認は20言語に対応していて、ウルドゥー語と英語が含まれます(2026年10月確認)。
警察庁によると、2025年10〜12月の合格率は知識確認42.8%、技能確認13.1%でした。パキスタンは日本と同じ左側通行ですが、知識確認では日本の標識・一時停止・踏切の通り方などが細かく問われます。知識確認に合格して技能確認に落ちた場合、知識確認の日から6か月以内の再申請なら知識確認は免除されます。menkyopassのウルドゥー語の模試で、50問・45問合格の形式に慣れておきましょう。
よくある質問
Q. 前に取った大使館の証明は使えますか?
A. 東京(警視庁)では、2026年8月18日以降に発行されたものだけが認められます。それより前のものは取り直してください。
Q. 大使館の証明の手数料はいくらですか?
A. 大使館のページでは1,000円です(2026年10月確認)。変わることがあるので大使館に確認してください。
Q. 翻訳文は大使館で取らないといけませんか?
A. いいえ。JAF の翻訳文も使えます(警視庁)。
Q. ウルドゥー語で知識確認を受けられますか?
A. はい。警視庁の知識確認は20言語に対応しており、ウルドゥー語も含まれます。
関連する記事
出典
- 警察庁 丙運発第59号(令和8年1月8日)別添「外国免許等関係事務取扱い要領」
- 警察庁「外国で取得した免許をお持ちの方」
- 警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」
- 警視庁「必要書類(共通)」PDF
- 警視庁「国別必要書類一覧」PDF(令和8年8月現在)
- 警視庁「国別必要書類一覧」英語版PDF
- 警視庁「注意事項」PDF
- 警視庁「外国語による学科試験・知識確認」
- 在日パキスタン大使館「Tokyo Consular Services for Pakistanis」
- 埼玉県警察「国別必要書類及び滞在期間証明書類注意事項」PDF
- 栃木県警察「必要証明書類(国別)一覧」PDF
- 宮城県警察「国別に必要となる書類」PDF
- JAF「翻訳文の申請方法」
- 日本経済新聞「外国人の免許切り替え、筆記試験の合格率9割→4割に 25年10〜12月」(警察庁公表の報道)