外免切替の技能確認(実技)|課題・採点・不合格になる行為
更新: 2026-10
技能確認は、試験場のコースを試験官が同乗して走る実技で、100点からの減点方式・70点以上で合格です。2025年10月からは横断歩道の通過などの課題が加わり、審査も厳しくなりました。合格率は2025年10〜12月で13.1%(警察庁)と、知識確認よりも低い関門です。
技能確認の基本ルール
技能確認は、知識確認(50問中45問以上)に合格した人だけが受けられます。警察庁の要領では、実技の確認には技能試験官が立ち会い、100ポイント中70ポイント以上を「支障なし」(合格)としています。採点は日本の運転免許の技能試験と同じ基準の例によります。
技能確認は予約制で、警視庁(東京都)では申請の当日には受けられません。警視庁は技能確認の日が予約日からおおむね3〜4か月後になると案内しており、その日まで外国免許が有効でなければなりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受けられる人 | 知識確認に合格した人 |
| 採点 | 100点からの減点方式 |
| 合格基準 | 70点以上 |
| 立会い | 技能試験官が立ち会う |
| 使う車(普通免許) | MT車の普通自動車。AT限定を希望すればAT車 |
| 合格率 | 13.1%(2025年10〜12月)、2024年は30.4%(警察庁) |
普通免許のコース課題
警察庁の要領「実技実施方法」は、免許の種類ごとに走らせる課題と回数を決めています。普通免許(大型・中型・準中型も同じ欄)の課題は次のとおりです。走行順路の違うコースを3種類以上用意することになっており、当日どのコースを走るかは試験場によります。
2025年10月の改正で、警視庁は「横断歩道の通過等の課題を追加」「審査基準を厳格化」したと案内しています。現在の要領では横断歩道と踏切の通過がどちらも必須の課題です。
| 課題 | 回数(普通免許) |
|---|---|
| 周回コースのカーブ | 2回以上 |
| 指定場所での一時停止 | 1回以上 |
| 交差点の右折・左折 | それぞれ1回以上 |
| 信号のある交差点の通過 | 1回以上 |
| 横断歩道の通過 | 1回以上 |
| 踏切の通過 | 1回以上 |
| 曲線コース(S字) | 1回 |
| 屈折コース(クランク) | 1回 |
| 坂道(坂道での一時停止・発進を含む) | 1回 |
| 障害物がある場所の通過 | 1回以上 |
| 総走行距離 | 1,200m以上 |
減点される主な項目
要領に付いている「実技成績表(外免切替え)」の例示には、減点の欄が20点・10点・5点に分かれて並んでいます。70点が合格ラインなので、大きな減点がいくつか重なるだけで不合格になります。主な減点項目は次のとおりです。
- 安全確認:発進・後退・周囲・巻き込み・進路変更・交差点・後方・踏切での確認をしない
- 合図:発進・進路変更・右左折の合図をしない、早く戻す、続けない
- 進路変更・寄せ:交差点の手前で左(右)に寄らない、寄るのが遅い、反対に振る
- 徐行・速度:右左折時・見通しの悪い場所などで徐行しない、速すぎる、指示速度を守らない
- 車体感覚:側方の間隔、停止位置(停止線の前後)、小さな脱輪
- 操作:エンスト、急ブレーキ、ふらつき、急ハンドル、坂道での後退
その場で中止(不合格)になる行為
成績表には「試験中止」の項目もあります。次のような行為は、点数に関係なくその時点で中止になります。外国で長く運転している人ほど、普段の癖でやってしまいがちなものです。
- 赤信号・黄信号での進行
- 「止まれ」の場所で完全に止まらない(一時不停止)
- 踏切の手前で止まらない
- 優先する車や歩行者の進行を妨げる、横断歩道の歩行者を妨げる
- 右側通行(はみ出し禁止の場所でのはみ出しを含む)
- 大きな脱輪・接触、安全な間隔をとらない
- 試験官がブレーキやハンドルで補助した
- 減点の合計が基準を超えた
二輪免許・AT限定の場合
二輪免許では、普通免許の課題に加えて直線狭路コース(いわゆる一本橋)と指定速度からの急停止があり、大型二輪・普通二輪では連続進路転換(スラローム)、大型二輪では波状路もあります。障害物の通過は2回以上、総走行距離は800m以上です。
要領は、持っている外国免許で運転できる一番大きな車で一律に実技をさせるのではなく、本人が希望すればAT限定など下位の免許の実技をさせるとしています。普通のMT免許を持っていてもAT限定を希望すればAT車で受けられます。
合格するための準備
技能確認は、外国での運転経験があっても日本の試験の「型」を知らないと落ちます。特に、首を振って目で確かめる安全確認、合図のタイミング(右左折は30m手前、進路変更は約3秒前)、交差点の手前で左端(右折は中央)に寄せる動き、「止まれ」と踏切での完全停止は、日本の試験で重視される動作です。
技能確認で不合格になっても、知識確認を受けた日から6か月以内に再申請すれば、知識確認は免除されて技能確認から受けられます(警察庁の要領)。ただし再申請ごとに予約と手数料が必要です。日本の交通ルールそのものに不安がある人は、知識確認の段階で弱点をつぶしておきましょう。menkyopassの模試は本番と同じ50問・30分の形式で、ベトナム語・英語・中国語・日本語で練習できます。
よくある質問
Q. 技能確認の合格点は何点ですか?
A. 100点からの減点方式で、70点以上が合格です(警察庁の要領)。
Q. 技能確認は知識確認と同じ日に受けられますか?
A. 予約制です。警視庁では申請当日には受けられず、技能確認の日は予約日からおおむね3〜4か月後と案内されています。
Q. AT車で受けられますか?
A. AT限定免許を希望すればAT車で受けられます。その場合、取れる免許はAT限定になります。
Q. 技能確認に落ちたら知識確認からやり直しですか?
A. 知識確認を受けた日から6か月以内の再申請なら、知識確認は免除されます(他の都道府県に引っ越した場合も適用可能)。