外免切替は2025年10月に何が変わった?改正前後の比較
更新: 2026-10
2025年10月1日、改正された道路交通法施行規則の施行で外免切替は大きく変わりました。①住民票の写しが必須になり、短期滞在(観光客など)は原則申請できなくなった、②知識確認がイラスト10問・7割から文章50問・9割になった、③技能確認に横断歩道の通過などの課題が加わり採点も厳しくなった、の3点です。その結果、知識確認の合格率は92.5%(2024年)から42.8%(2025年10〜12月)に下がりました(警察庁)。
改正前と改正後の比較表
警視庁の案内と警察庁の要領(令和8年1月8日付の通達)をもとに、変わった点をまとめます。
| 項目 | 2025年9月まで | 2025年10月1日から |
|---|---|---|
| 住所の証明(外国人) | 短期滞在でも申請できた | 住民票の写しが必要。短期滞在は原則申請不可 |
| 知識確認の問題 | イラスト問題10問 | 文章形式の○×問題50問 |
| 知識確認の合格基準 | 10問中7問(7割) | 50問中45問(9割) |
| 知識確認の制限時間 | — | 30分 |
| 技能確認の課題 | — | 横断歩道の通過などを追加 |
| 技能確認の採点 | — | 審査基準を厳格化(70点以上で合格は同じ) |
| 知識確認の合格率 | 92.5%(2024年) | 42.8%(2025年10〜12月) |
| 技能確認の合格率 | 30.4%(2024年) | 13.1%(2025年10〜12月) |
変更①:住民票の写しが必須に
住民基本台帳法の対象となる外国人は、国籍などの特定事項が記載された住民票の写しを出す必要があります。警視庁は、住民票は発行から6か月以内でマイナンバーの記載がないものとしています。
警察庁の要領は、在留資格「短期滞在」の人は「従来の取扱いと異なり」免許申請ができないと明記しています。観光客などがホテルの住所で申請する方法は使えなくなりました。住民基本台帳法の対象外の人は、外務省が発行する身分証明書など国家公安委員会告示(令和7年9月11日 第35号)で定められた書類と住所の確認書類が必要で、それ以外の書類では申請できません。
変更②:知識確認が50問・9割に
以前の知識確認はイラストを見て答える10問で、7問正解すれば合格でした。改正後は文章形式の○×問題50問を30分以内に解き、45問以上正解で合格です。間違えてよいのは5問までで、1問にかけられる時間は平均36秒です。
警察庁の要領は、試験を受験者だけが入れる部屋で着席して行い、スマートフォンなどは電源を切ってかばんにしまわせ、不正が見つかれば結果を無効にするよう定めています。警視庁では知識確認は午後の1回だけになり、英語・中国語・ベトナム語など20言語で受けられます。
変更③:技能確認に課題を追加・採点を厳格化
警視庁によると、技能確認には横断歩道の通過などの課題が加わり、審査基準も厳しくなりました。合格基準は100点中70点以上で変わりませんが、現在の警察庁の要領では、普通免許の課題として横断歩道と踏切の通過がそれぞれ1回以上、総走行距離は1,200m以上と定められています。
技能確認の合格率は、2024年の30.4%から2025年10〜12月は13.1%に下がりました(警察庁)。
変わっていない点
次の基本ルールは改正前と同じです。改正で厳しくなったのは主に「住所の証明」と「確認の中身」です。
- 免許を取った後、その国に通算3か月以上滞在していたことの証明が必要
- 韓国・台湾など29の国・地域の免許は知識確認・技能確認が免除(警視庁)
- 本人が申請する(代理申請は不可)
- 知識確認に合格し技能確認で不合格の場合、知識確認の日から6か月以内の再申請は知識確認が免除(他の都道府県でも)
これから申請する人がやるべきこと
まず住民登録をして住民票の写しを取れる状態にし、発行から6か月以内に申請できるよう予約の時期を合わせましょう。知識確認は以前の感覚では通りません。合格率が半分以下になった最大の原因は、9割という合格ラインと50問という量です。予約を待つ間に、本番と同じ形式で練習しておくのが近道です。menkyopassの模試はベトナム語・英語・中国語・日本語で、本番と同じ50問・30分で解けます。
よくある質問
Q. 改正はいつからですか?
A. 2025年10月1日施行の道路交通法施行規則の改正からです。
Q. 観光ビザで来日中でも外免切替できますか?
A. 在留資格が短期滞在の人は、2025年10月以降、原則として申請できません。
Q. 住民票の写しはいつ発行のものが必要ですか?
A. 警視庁の例では、発行から6か月以内で、マイナンバーの記載がないものが必要です。国籍などの記載も必要なので、取るときに窓口で確認してください。
Q. 知識確認は何問で何問正解すれば合格ですか?
A. 文章形式の○×問題50問・30分で、45問以上正解すれば合格です。以前はイラスト問題10問で7問正解でした。
Q. 改正後の合格率はどれくらいですか?
A. 警察庁によると2025年10〜12月は知識確認42.8%、技能確認13.1%でした。2024年はそれぞれ92.5%・30.4%です。