外免切替の技能確認で減点・中止になるポイント一覧
更新: 2026-10
技能確認は100点から減点し、70点以上で合格です。持ち点は30点しかなく、目視の確認忘れ(10点)を3回すればもう限界です。警察庁の採点基準では、一時停止の場所で止まらない、踏切の手前で止まらない、大きな脱輪などは点数に関係なくその場で試験中止になります。
採点のしくみ:30点までしか減点できない
外免切替の要領は、技能確認の採点を「技能試験実施基準の例による」としています。つまり日本人が試験場で受ける技能試験と同じ物差しで、コース(場内)の減点数が使われます。2025年10月の見直しで、警察庁は合図不履行や右左折方法違反などの採点を新規取得時と同様に厳しくするとしています。
警察庁の基準では、採点は回数減点が原則で、同じミスでも起きるたびに減点されます。ただし「特別減点」の項目(コースでは進路変更・右左折の合図、エンスト、エンジンブレーキなど)は、1回目は保留され、2回目をした時点で1回目にさかのぼって全部減点されます。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 合格基準 | 100点中70点以上(減点の合計30点まで) |
| 減点の大きさ | 20点・10点・5点の3段階 |
| 回数減点 | 同じミスも起きるたびに減点 |
| 特別減点 | 1回目は保留、2回目で1回目からすべて減点 |
| 試験中止 | 危険行為・試験官の補助・指示違反・減点超過 |
乗車から発進まで:走り出す前に減点されないために
新潟県警は、採点は乗車してから下車するまでのすべてが対象で、ならし走行中は採点しないと案内しています。走り出す前の動作も点数に入ります。
- シートベルトをしない:10点
- ドアが半ドア、発進時にミラーが合っているか確かめない、ハンドブレーキを戻さずに走る:各5点
- AT車でフットブレーキもハンドブレーキも使わずにエンジンをかける、停止中にレバーを動かす:各5点
- 発進直前に右後方などを直接目で見ない(発進の不確認):10点
- 発進の合図(方向指示器)を出さない・続けない・戻さない:5点
- 坂道などで後ろに下がる:約0.3m以上0.5m未満で10点、約0.5m以上1m未満で20点、約1m以上は試験中止
- 降りるときに後方を目で見ずにドアを開ける:10点
安全確認と合図:「首を振る」「30m・3秒」
安全確認は目で見ることが基本です。新潟県警も、安全確認は原則として直接目視とバックミラーで行うよう求めています。外国で長く運転している人ほどミラーだけで済ませがちですが、試験官は首の動きで確認したかどうかを判断します。
合図の時期は道路交通法施行令第21条で決まっています。右左折は交差点の手前の側端から30m手前、進路変更はその3秒前です。コースが短くて30mとれない場合は、右左折や進路変更の前に合図をすれば減点しない扱いがあります。
| チェック項目 | 減点 | 基準 |
|---|---|---|
| 進路変更の確認 | 10点 | 変える側の側方と後方を目視とミラーで確認 |
| 左折直前の巻き込み確認 | 10点 | 車の左側方を目視かミラーで確認 |
| 交差点の確認 | 10点 | 交差する道の車、対向の右折車、横断する人を確認 |
| 踏切の確認 | 10点 | 運転席の窓を開けて左右を目で見る |
| ミラーで後方確認 | 10点 | 走行中に全くしないと減点(試験中1回限り) |
| 右左折の合図 | 5点 | 30m手前から、曲がり終わるまで出し、終わったら戻す |
| 進路変更の合図 | 5点 | 3秒前から、変え終わるまで出し、終わったら戻す |
左折・右折:寄せる位置と曲がり方
右左折は、合図、確認、寄せ、徐行、曲がる軌跡のそれぞれに減点があります。とくに「徐行しない」は20点で、1回で持ち点の3分の2を失います。日本は左側通行なので、左折は小回り、右折は交差点の中心のすぐ内側を通る大回りが正解です。
寄せは交差点の約30m手前までに終えます。コースの形で無理な場合は約15m以上手前で寄せ終われば減点されない扱いもありますが、30mを目安に練習するのが安全です。
| ミス | 減点 | 基準 |
|---|---|---|
| 右左折で徐行しない | 20点 | 曲がる前に十分に速度を落とす |
| 左に寄らない・寄るのが遅い | 5点 | 交差点の約30m手前までに寄せ終える |
| 寄せたが左端から離れている | 5点 | 左端から約1m以内に寄せる(巻き込み防止) |
| 左折の直前に右へハンドルを振る | 5点 | 膨らまずにそのまま曲がる |
| 左折で大回り | 5点 | 左後輪が左端から約1m以上離れない |
| 右に寄らない・寄るのが遅い | 5点 | 約30m手前までに中央に寄せる |
| 中央から離れている | 5点 | 中央から約0.5m以内に寄せる |
| 右折で斜めに近道・中心の外側を通る | 5点 | 交差点の中心のすぐ内側を通る |
| 右折で対向の直進車に迷惑をかける | 10点 | 妨げれば試験中止(進行妨害) |
一時停止・踏切・信号・横断歩道:試験中止になる行為
次の行為は点数ではなく、その場で試験中止です。「止まれ」は停止線の直前で完全に止まります。停止線を越えて止まっても不停止です。逆に停止線の約2m以上手前で止まると停止位置の減点(5点)になり、停止線の手前2m未満で止まり直さないと不停止として中止になります。
横断歩道は2025年10月から必須の課題になりました。歩行者がいれば横断歩道の直前で一時停止するのが道路交通法第38条のルールです。前が詰まっていて横断歩道の上で止まることになるのに進入すると20点です。
| 場面 | 試験中止になる行為 | 減点になる行為 |
|---|---|---|
| 一時停止(止まれ) | 停止線の直前で止まらない | 約2m以上手前で止まる(5点) |
| 踏切 | 直前から約2m未満の範囲で止まらない、警報中に入る、踏切内でエンスト | 窓を開けて左右を見ない(10点)、MT車で踏切内の変速(5点) |
| 信号 | 赤で停止位置を越える、安全に止まれるのに黄で越える | 横断歩道や交差点内で止まることになるのに進入(20点) |
| 優先 | 左方の車・優先道路・右折時の直進車などの進行を妨げる | 妨げるまでいかない迷惑(10点) |
| その他 | 右側通行、試験官がブレーキやハンドルを補助 | — |
速度・脱輪・接触:コースの課題で多い失敗
S字やクランクでの脱輪は、すぐに止まれるかどうかで扱いが大きく変わります。新潟県警は、脱輪したらただちに停止して脱輪する前の地点まで戻って走り直し、即座に停止できなかったときは試験を中止すると案内しています。
| ミス | 減点 | 基準 |
|---|---|---|
| 脱輪(車輪がコースから少しはみ出す) | 5点 | 車輪1本ごとに減点 |
| 縁石に乗り上げ・落輪して約1.5m未満で停止 | 20点 | すぐ止まって戻る |
| 同じく約1.5m以上走る | 試験中止 | 脱輪大 |
| 障害物に軽く接触 | 20点 | 強く接触すれば試験中止 |
| 駐車車両などとの間隔が足りない | 20点 | 人が乗る可能性のある車は約1m、動かない物は約0.5m |
| 安全な速度より速い | 10点 / 20点 | 約5km/h未満なら10点、約5km/h以上なら20点 |
| 指示された速度を超える | 20点 | 速度超過 |
| 指示された速度より遅い | 10点 | 指定区間で約5km/h以上遅い |
| 急ブレーキ | 10点 | ブレーキは早めに、数回に分けて |
| エンスト | 5点 | 特別減点。踏切内は試験中止 |
本番前の最終チェックリスト
警察庁によると、技能確認の合格率は2025年10〜12月で13.1%でした(2024年は30.4%)。ほとんどの不合格は、1つの大きなミスか、小さなミスの積み重ねです。次の動作を、声に出しながら体に覚えさせておきましょう。コースを間違えても減点はされませんが、正しい順路に戻るまでの走行は採点されます(警察庁の実施基準)。
技能確認に進むには、まず知識確認(50問中45問以上)に合格する必要があります。menkyopassの模試は本番と同じ50問・30分の形式で、ベトナム語・英語・中国語・日本語で練習できます。
- 乗ったらシートベルト、ミラー、ドア、ハンドブレーキ
- 発進の前に右後方を目で見てから合図
- 右左折は30m手前で合図、寄せ、目視、徐行
- 進路変更は合図して3秒、目視してから動く
- 「止まれ」と踏切は停止線の直前で完全停止、踏切は窓を開けて左右確認
- 脱輪したらすぐ止まり、試験官の指示で戻る
- 終了時は止まる位置を合わせ、ハンドブレーキ・ギア・エンジンを切ってから降りる(各5点)
よくある質問
Q. 技能確認では何回までミスしてよいですか?
A. 減点の合計が30点までなら合格です。目視の確認忘れ(10点)なら3回、徐行しない(20点)なら1回で残り10点になります。試験中止になる行為は1回で不合格です。
Q. 右左折の合図は何m手前から出しますか?
A. 道路交通法施行令第21条により、交差点の手前の側端から30m手前です。進路変更は3秒前です。
Q. 一時停止で少し手前に止まってしまったらどうなりますか?
A. 停止線の約2m以上手前で止まると停止位置の減点(5点)です。そのまま停止線の手前2m未満で止まり直さないと、不停止として試験中止になります。
Q. コースを間違えたら不合格ですか?
A. 警察庁の実施基準では、コースを間違えたこと自体は減点しません。ただし正しい順路に戻るまでの走行は採点されます。