外免切替の知識確認に過去問はある?公式問題と練習方法
更新: 2026-10
外免切替の知識確認には、警察が公開している公式の過去問はありません(警察庁・警視庁の公式サイトで確認、2026年10月)。出題範囲は日本の交通ルール全般で、その公式なまとめが国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」です。ネットで見かける「過去問」は、古い形式や改正前のルールのまま残っているものがあるので、教則に沿った最新の問題で、本番と同じ50問・30分の形式で練習するのが確実です。
公式の過去問は公開されていない
知識確認の問題は、警察庁や各都道府県警のサイトで過去問として公開されていません。外国語で受けられる言語や日程は警視庁などが案内していますが、問題そのものは載っていません。
警察庁の要領は、知識確認を「我が国において安全に自動車等を運転するために必要な知識があるかを確認する重要な手続」と位置づけ、スマートフォンなどの持ち込み制限、撮影・録音の防止、所持品の確認を指示しています。不正行為が見つかった場合は知識確認の結果が無効になると受験者に伝えることになっています。問題を持ち帰ったり撮影したりすることはできないので、「本番の問題そのもの」が出回ることは前提にしないでください。
出題範囲は「交通の方法に関する教則」
要領では、知識確認は「法令で定める道路の交通の方法その他の自動車等の運転について必要な知識」についての質問で、文章形式の50問を30分以内に行い、45問以上の正解で合格です。
この範囲を一般向けにまとめた公式の文書が「交通の方法に関する教則」で、警察庁のサイトで全文を読めます。教則は改正が続いており、2026年4月1日には同じ方向に進む自転車の右側を通過するときのルール、2026年9月1日には生活道路の法定速度30km/hが加わりました。過去問を探すより、最新の教則に沿った問題で練習するほうが確実です。
ネットの「過去問」で注意すること
インターネットには「外免切替の過去問」「実際に出た問題」として問題を載せているページがありますが、次の点に注意してください。
- 2025年9月までの知識確認は10問のイラスト問題(7割で合格)で、今の50問・文章形式・9割とは形式がまったく違う
- 法改正の前の数字のまま残っている問題がある(下の表)
- 「本番の問題」と書いてあっても、公式に確認する方法はない
- 答えだけで解説がないと、なぜ×なのかが分からず、少し言い回しを変えた問題で間違える
古い情報で間違えやすいルール
次のルールは改正で変わっています。古い問題集やサイトの答えをそのまま覚えると、本番で逆の答えを選んでしまいます。
| 項目 | 古い情報 | 現在のルール |
|---|---|---|
| 知識確認の形式 | イラスト10問・7割で合格 | 文章形式50問・30分・45問以上で合格(2025年10月1日から) |
| 中央線などがない一般道路の法定速度 | 60km/h | 30km/h(2026年9月1日から) |
| 高速自動車国道の大型貨物自動車 | 80km/h | 90km/h(2024年4月から) |
| 高速自動車国道の軽自動車 | 80km/h | 100km/h |
| 積載物の長さ・幅 | 自動車の1.1倍まで | 自動車の1.2倍まで(2022年の改正) |
| 同じ方向に進む自転車の右側を通過 | 規定なし | 十分な間隔がないときは安全な速度で(2026年4月1日から) |
過去問の代わりにやるべき練習
過去問がない以上、やるべきことは「出題範囲を正確に覚える」と「本番の形式に慣れる」の2つです。
1つ目は、教則の内容を分野ごとに覚えることです。特に、数字(5m・10m・30mなど)、例外(「ただし〜」)、似た言葉(徐行と一時停止など)は○×問題で狙われます。2つ目は、50問・30分を通しで解く練習です。1問あたり平均36秒なので、知識があっても時間配分に慣れていないと最後まで届きません。
- 分野ごとに教則の要点を読む(標識・信号・優先関係・駐停車・追越し・速度・高速道路・運転者の義務・事故時)
- 数字は一覧表にして、見ないで書けるまで覚える
- 50問・30分の模試を解き、間違えた問題は「なぜ×か」を一文で説明できるようにする
- 45問以上を安定して取れたら本番へ
母語で、最新ルールの問題を解く
知識確認は多くの言語で受けられます(警視庁は英語・中国語・ベトナム語など20言語)。母語で受けるなら、練習も同じ言語で行うと本番の言い回しに慣れられます。
menkyopassの問題は、教則と法令に沿って作り、生活道路30km/hなどの最新の改正も反映しています。ベトナム語・英語・中国語・日本語で本番と同じ50問・30分の模試を解け、全問に母語の解説が付いています。過去問そのものではありませんが、本番の範囲と形式で練習できます。1回目の模試と3分野は無料です。
よくある質問
Q. 外免切替の知識確認に公式の過去問はありますか?
A. ありません。警察庁・警視庁の公式サイトに過去問は公開されていません(2026年10月確認)。出題範囲は「交通の方法に関する教則」です。
Q. ネットの過去問だけで合格できますか?
A. おすすめしません。改正前の形式や数字のまま残っている問題があり、答えを丸暗記すると言い回しを変えた問題で間違えます。最新の教則に沿って理解することが大切です。
Q. 日本人向けの学科試験の問題集は使えますか?
A. 出題の根拠は同じ教則なので参考になります。ただし日本語で書かれていて、形式も知識確認と違います。改正前の版でないかも確認してください。
Q. 試験の問題を撮影したりメモして持ち帰ったりできますか?
A. できません。警察庁の要領は撮影・録音などの不正を防ぐ措置を指示しており、不正が見つかれば知識確認の結果は無効になります。
関連する記事
出典
- 警察庁 丙運発第59号(令和8年1月8日)別添「外国免許等関係事務取扱い要領」(知識確認の方法・不正行為の防止)
- 警察庁「交通の方法に関する教則」(令和6年11月13日現在・全文PDF)
- 警察庁 丁交企発第80号(令和8年4月14日)「交通の方法に関する教則の一部改正について」
- 警察庁「交通の方法に関する教則の一部を改正する件(令和8年国家公安委員会告示第32号)」
- 警察庁「生活道路の法定速度が30km/hになります(令和8年9月1日施行)」
- 警視庁「令和7年10月1日施行・改正道路交通法施行規則について」
- 警視庁「外国語により受験できる学科試験について」
- e-Gov法令検索「道路交通法施行令」(第22条 積載の制限、第27条 高速自動車国道の最高速度)