けん引の学科問題:750kg・故障車のロープけん引・けん引免許の型
けん引の問題は、普通免許の学科でも本免で1問は出る割に、教本の隅にあって対策が薄い分野です。 出題は「けん引免許が要るのはいつか」「故障車をロープで引くときのルール」「高速に入れるか」の3つの型。 どれも数字と免許の要否をすり替えるだけなので、このページの表を覚えれば落としません。
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けん引問題の3つの型
| 型 | ルール | 定番のひっかけ |
|---|---|---|
| けん引免許の要否 | 車両総重量750kgを超える車をけん引するときに必要。750kg以下なら不要 | 数字のすり替え、「けん引するなら必ずけん引免許」 |
| 故障車のけん引 | けん引免許は不要。一般道は原則30km/h、間隔5m以内、ロープに白い布、故障車側にも免許を持つ人が乗る | 「40km/h」「故障車には誰も乗らなくてよい」 |
| 高速道路 | 故障車をロープでけん引している車は通行できない | 「けん引していても普通自動車なら高速を通行できる」 |
「けん引免許の要否」の型:750kgが境目
トレーラーやキャンピングトレーラーのように、車両総重量750kgを超える車をけん引して運転するには、 けん引する車(トラクター側)を運転できる免許に加えてけん引免許が必要です。 750kg以下の小さなトレーラーなら、けん引する車の免許だけでかまいません。 ひっかけは「けん引する場合は重さに関係なくけん引免許が必要」(×)と、境目の数字のすり替えです。 「車両総重量」であって「最大積載量」ではない点も確認しておきましょう。
「故障車のけん引」の型:免許は不要、でも条件がある
故障した車をロープやクレーンでけん引する場合は、けん引免許は不要です(けん引される車の重さは関係ありません)。 ただし条件があります。
- 一般道路での法定最高速度は原則30km/h(「40km/h」に置き換えた×問題が定番)
- けん引する車と故障車の間は5m以内の安全な間隔を保つ
- ロープの途中に白い布を付けて、他の車から見えるようにする
- 故障車の運転席に、その車を運転できる免許を持っている人が乗ってハンドルやブレーキを操作する
「故障車をロープでけん引するときは、故障車には誰も乗らなくてよい」は×。ハンドルもブレーキも操作できないと危険だからです。 この条件はけん引免許の話ではなく「故障車をロープで引くときの走り方」なので、混ぜて覚えないようにしてください。
「高速道路」の型:けん引したまま入れない
故障車をロープでけん引している車は、高速道路を通行できません。 「故障車をロープでけん引している普通自動車は高速道路を通行できる」は×。 この型は「高速道路を通行できない車」の一覧として出ることが多く、原付、小型特殊・大型特殊、ミニカーなどと並びます。 けん引免許を持ってトレーラーを正しくけん引している場合とは別の話です。
免許区分の中での「けん引免許」の位置
けん引免許は、大型・中型・準中型・普通・大型特殊・大型二輪・普通二輪・小型特殊・原付と並ぶ第一種免許のひとつです。 単独では車を運転できず、「けん引する車を運転できる免許」と組み合わせて初めて意味を持ちます。 受験には18歳以上で、大型・中型・準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許を持っていることが必要です。 免許区分の問題では「運転免許は第一種・第二種・原付免許の3つに区分されている」(×、正しくは第一種・第二種・仮免許)のように、 けん引免許を含む区分の並びを崩した文が出ます。 また、けん引免許を持っていても、けん引する側の車の免許がなければ運転できない、という組み合わせの問題も定番です。
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よくある質問
参考:道路交通法・同施行令のけん引に関する規定(けん引免許、故障車のけん引の方法・速度)、学科教本の記載に基づく。 けん引免許そのものの試験(技能試験など)の内容はこのページでは扱いません。
速度の型全体は速度の問題のひっかけ、免許で運転できる車の範囲は準中型免許の学科、 積載の上限は乗車定員・積載の問題で扱っています。 高速道路エリアのひっかけは高速道路のひっかけ一覧へ。
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