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速度の問題のひっかけ:法定速度・規制速度・徐行・原付30km/hの型

学科試験の速度問題は、数字を覚えているのに落とす人が多い分野です。 理由は、出題が「法定」「規制」「徐行」「原付」の4つの型のどれかを聞いていて、 型を取り違えると正しい数字を知っていても×になるから。 このページでは4つの型を表に分け、それぞれで使われるひっかけの言い回しを整理します。

結論
速度問題はまず「指定がない」と書いてあるかを見る。あれば法定速度(自動車60km/h・原付30km/h)、 なければ標識の数字。ただし原付は標識が高くても30km/hを超えない。 徐行は数値ではなく「ただちに停止できる速度」で、「時速○km以下」と数字で定義した文は×。
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速度問題の4つの型

速度の問題文は、聞いている「型」によって正解の出し方が変わります。 数字を暗記するだけでなく、どの型を聞かれているかを最初に判定するのがコツです。

ルール定番のひっかけ
法定速度指定がない一般道路:自動車60km/h・原付30km/h「二輪も30km/h」「法定速度内なら状況に関係なく出してよい」
規制速度(標識・標示)指定があればそちらが上限。ただし原付は30km/hを超えない「標識が40km/hなら原付も40km/h」
徐行「ただちに停止できる速度」。数値の定義ではない「徐行とは時速○km以下のこと」「急な上り坂は徐行場所」
最低速度一般道には標識がない限り定めなし。高速の本線車道は普通車50km/h「アンダーライン付きの30は最高速度」

※ 高速道路の法定速度(普通自動車の最高100km/h・最低50km/h、軽自動車・二輪も最高100km/h)は別の型です。 高速の速度問題は高速道路の法定速度のひっかけ軽自動車・二輪の高速速度へ。

「法定速度」の型:前置きが合図

法定速度を聞く問題は、必ず「標識や標示による指定のない一般道路では」という前置きから始まります。 この前置きがあれば、自動車(大型貨物も自動二輪も)は60km/h、原動機付自転車は30km/hです。 ひっかけは2種類。ひとつは車種のすり替えで「大型自動二輪車の法定最高速度は30km/h」(×、二輪は60km/h)。 もうひとつは「法定速度の範囲内なら、道路や交通の状況に関係なくその速度で走ってよい」(×)。 法定速度は上限であって、状況に応じて落とす義務は別にあります。

「規制速度」と原付の型:高いほうに合わせない

標識や標示で速度が指定されていれば、法定速度ではなくその数字が上限です。 ここで原付だけ例外があります。原付は標識が40km/hの道路でも30km/hまで。 法定速度と規制速度の「低いほう」が上限になります。逆に標識が20km/hなら原付も20km/hを超えられません。 「標識で40km/hと指定されている道路では原付も40km/hまで出せる」は原付試験でも本免でも定番の×問題です。

「徐行」の型:数字で定義されたら×

徐行とは「車がただちに停止できるような速度で進行すること」。時速の数値では定義されていないので、「徐行とは時速○km以下で進むことをいう」は×です。 速度の型としての徐行は、場所の暗記とセットで出ます。法で徐行が義務づけられている場所は次の5つです。

徐行しなければならない場所
「徐行」の標識があるところ
左右の見通しのきかない交差点(交通整理が行われている場合・優先道路を通行している場合を除く)
道路の曲がり角付近
上り坂の頂上付近
こう配の急な下り坂

※ 「こう配の急な上り坂」は含まれません(頂上付近と急な下り坂が対象)。 また、歩行者がいる安全地帯のそば、ぬかるみや水たまりのそばなど、「徐行など」で対応する場面も出題されますが、これらは「一時停止」までは求められません。

「最低速度」の型:一般道には定めがない

標識の数字の下にアンダーラインがあれば「最低速度」、なければ「最高速度」です。 一般道路には標識がない限り法定の最低速度はなく、法定の最低速度があるのは高速自動車国道の本線車道(普通自動車で50km/h)だけ。 「アンダーラインのある30の標識は、30km/hを超えてはならないことを表す」は×です。

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速度問題は一度型が分かれば得点源になります。以下は当サイトのひっかけ解説で、各ページから○×問題に入れます(無料・登録不要)。

一般道の法定速度(60km/h)
「法定速度の範囲内なら道路や交通の状況に関係なくその速度で走ってよい」は×。上限であって推奨ではない。法定速度のひっかけ
原付の法定速度(30km/h)
標識が40km/hでも原付は30km/h。標識が20km/hなら原付も20km/h。「高いほうに合わせる」が罠。原付の速度のひっかけ
自動二輪の法定速度
一般道の自動二輪は自動車と同じ60km/h。「二輪=30」は原付との混同を狙った出題。二輪の速度のひっかけ
徐行すべき場所
「こう配の急な上り坂」は徐行場所に含まれない。含まれるのは頂上付近と急な下り坂。徐行場所のひっかけ
最低速度の標識
アンダーラインがあれば最低速度。ないものは最高速度。一般道には法定の最低速度はない。最低速度のひっかけ
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よくある質問

Q. 法定速度と規制速度の違いは何ですか?
A. 法定速度は標識や標示による指定がないときに適用される速度で、一般道路の自動車は60km/h、原動機付自転車は30km/hです。規制速度は標識や標示で指定された速度で、指定があればそちらに従います。問題文の「標識による指定のない一般道路では」という前置きが、法定速度を聞いている合図です。
Q. 原付は標識が40km/hの道路なら40km/hで走れますか?
A. 走れません。原動機付自転車の法定最高速度は30km/hで、標識の指定がそれより高くても30km/hが上限です。逆に標識が20km/hなら原付も20km/hを超えてはいけません。「標識が高ければそこまで出せる」は原付の定番ひっかけです。
Q. 徐行は時速何キロ以下のことですか?
A. 徐行は「車がただちに停止できるような速度で進行すること」で、時速の数値で定義されていません。「徐行とは時速○km以下で進むこと」という問題文は×です。徐行が必要な場所(徐行の標識、見通しのきかない交差点、曲がり角付近、上り坂の頂上付近、こう配の急な下り坂)とセットで覚えます。
Q. 一般道路に最低速度はありますか?
A. 標識で指定されていない限り、一般道路に法定の最低速度はありません。法定の最低速度があるのは高速自動車国道の本線車道(普通自動車で50km/h)です。数字の下にアンダーラインのある標識は最低速度、ないものは最高速度を表します。
Q. 二輪の法定速度は原付と同じ30km/hですか?
A. 違います。大型・普通自動二輪車の一般道路の法定最高速度は自動車と同じ60km/hです。30km/hは原動機付自転車だけです。二輪で受験する人ほど「二輪=30」と混同しやすいので注意してください。

参考:道路交通法・同施行令の速度規制と徐行の規定、学科教本の記載に基づく。 速度の数字や徐行場所の扱いは教本の版で表記が異なる場合があるので、最終的には通っている教習所の教本で確認してください。

速度と止まるまでの距離の関係は停止距離の問題(空走距離+制動距離)で扱っています。 違いの整理は法定速度と規制速度の違い原付と二輪の速度の違い最高速度と最低速度の違いも参照してください。 原付で受ける人は原付の学科試験対策、二輪の人は二輪の学科試験対策へ。

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