臨時認知機能検査とは?通知が来たら1か月以内に受ける検査
75歳以上の人が信号無視などの特定の違反をすると、免許の更新とは別に臨時認知機能検査の通知が届きます。 「何の通知なのか」「受けないとどうなるのか」を、警視庁・警察庁の公式情報のとおりにまとめます。
結論
通知書を受け取ってから1か月以内に受けます。やむを得ない理由なく受けないと免許停止になります。 検査は更新時と同じ内容(東京で約30分・1,050円)。36点以上の「おそれなし」なら、そのあとの手続きはありません。
対象になる18種類の違反(基準行為)
75歳以上で運転免許を持っている人が、次のいずれかをすると臨時認知機能検査の対象になります(警視庁)。
- 信号無視
- 通行禁止違反
- 通行区分違反
- 横断等禁止違反
- 進路変更禁止違反
- 遮断踏切立入り等
- 交差点右左折方法違反
- 指定通行区分違反
- 環状交差点左折等方法違反
- 優先道路通行車妨害等
- 交差点優先車妨害
- 環状交差点通行車妨害等
- 横断歩道等における横断歩行者等妨害
- 横断歩道のない交差点における横断歩行者妨害
- 徐行場所違反
- 指定場所一時不停止等
- 合図不履行
- 安全運転義務違反
通知が来てからの流れ
- 通知書に書かれた日時・場所で臨時認知機能検査を受けます(東京は府中・鮫洲の運転免許試験場、約30分・1,050円)。
- 結果が36点以上(おそれなし)なら、そのあとの手続きはありません。免許はそのまま続けられます。
- 結果が36点未満(おそれあり)なら、臨時適性検査(専門医の診断)を受けるか、医師の診断書を提出します。 認知症と診断された場合は、免許の取消しまたは停止になります。 認知症ではないと診断されても、前回の認知機能検査の結果より悪くなっている場合は臨時高齢者講習(普通車なら2時間・6,600円)を受けます。
持ち物は、通知書・手数料・黒のボールペン・眼鏡(必要な人)・運転免許証(マイナ免許証も持っていれば両方)です(警視庁)。 検査の中身・点数のつけ方は認知機能検査とは?にまとめています。
よくある質問
Q. 臨時認知機能検査の通知が来たら、いつまでに受けますか?
A. 通知書を受け取ってから1か月以内です。海外旅行・災害・病気やけがなどのやむを得ない理由がなく1か月以内に受けなかった場合は、運転免許の停止処分になります(警視庁)。
Q. 更新のときの認知機能検査と違いますか?
A. 同じ検査です(警察庁・警視庁)。イラストを覚えて思い出す「手がかり再生」と、今日の年月日・時刻を答える「時間の見当識」の2つで、東京では約30分・1,050円です。
Q. 結果が「おそれなし」なら、そのあと何かありますか?
A. 36点以上で「認知症のおそれなし」なら、そのあとの手続きはなく、免許はそのまま続けられます(警視庁)。
Q. 臨時高齢者講習はどんなときに受けますか?
A. 臨時認知機能検査で「おそれあり」となり、医師の診断で認知症ではないとされても、前回の検査結果と比べて悪くなっている場合などに受けます(警察庁・警視庁)。普通車の免許なら2時間・6,600円で、実車指導があります。通知から1か月以内に受けないと免許停止になります。
運転を続けることに不安があるときは、運転免許センターなどの安全運転相談窓口(#8080)に相談できます。 運転をやめる場合の手続きは免許の自主返納と運転経歴証明書へ。