雨・霧・雪の日の運転の学科問題|車間距離2倍・3倍、霧は下向き、凍結路のひっかけ
悪天候の問題は、天候ごとに「何が変わるか」を押さえれば解けます。 雨は制動距離が延びて滑りやすい、霧は見えにくい、雪・凍結はさらに滑る。 出題者は、車間距離の倍率を入れ替えたり、霧でライトを上向きにさせたり、急ブレーキを「正しい対処」に見せかけたりして×を作ります。 天候別に正しい運転と定番のひっかけを整理します。
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天候別:正しい運転と定番のひっかけ
| 天候 | 正しい運転 | 定番のひっかけ |
|---|---|---|
| 雨 | 速度を落とし、車間距離は晴れの日の2倍程度。降り始めが特に滑りやすい | 「降り始めは路面が乾いているので滑りにくい」「車間距離は3倍」 |
| 雨(高速走行) | ハイドロプレーニング:アクセルを緩めて直進 | 「すぐに強くブレーキをかける」 |
| 雨(水たまり) | 泥や水をはねないよう速度を落とす。深い水たまりはブレーキが効きにくくなるので避ける | 「必ず一時停止しなければならない」 |
| 霧 | 霧灯、なければ前照灯を早めに。中央線・ガードレール・前車の尾灯を目安に減速 | 「遠くまで見えるよう上向きにする」 |
| 雪・凍結 | 車間距離は晴れの日の3倍程度。急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしない。車の通った跡を走る | 「車間距離は2倍で十分」「フットブレーキを強く1回で踏む」 |
型1:車間距離の「2倍」と「3倍」を入れ替える
悪天候で最も出るのが倍率の入れ替えです。雨の日は晴れの日の2倍程度、雪道や凍結路は3倍程度の車間距離が目安。 「雪道では晴れの日の2倍程度の車間距離で十分」→×。「雨の日は3倍」も×です。 濡れた路面で延びるのは制動距離で、空走距離(ブレーキが効き始めるまでの距離)は路面では変わりません。 「雨とタイヤの摩耗で空走距離も制動距離も延びる」→×。距離の定義は停止距離の問題、車間距離そのものは車間距離の問題へ。
型2:雨の「降り始め」と「水の膜」
雨の降り始めの舗装道路は、ほこりや油が浮いて特にスリップしやすい。感覚的には「まだ濡れていない」と思いがちなところを突く問題です。 高速で雨の中を走ると、タイヤと路面の間に水の膜ができてハンドルもブレーキも効かなくなることがあります(ハイドロプレーニング現象)。 このときはアクセルを緩めて直進し、速度が落ちるのを待ちます。「すぐに強くブレーキをかける」→×。 ぬかるみや水たまりでは泥や水をはねないよう速度を落としますが、「必ず一時停止」は義務を盛った×です。
型3:霧は「上向き」にしない
霧や吹雪は視界を極端に狭くします。霧灯があれば霧灯を、なければ前照灯を早めにつけ、 中央線やガードレール、前の車の尾灯を目安に速度を落とします。必要に応じて警音器を使うことも教則に書かれています。 上向きにすると光が霧で乱反射して見えにくくなるため、「霧では上向きにするとよい」→×。 昼間でも霧で50m先が見えないときは灯火の義務があります(灯火の学科問題)。
型4:雪・凍結は「急」の付く操作をしない
雪道や凍り付いた道では、タイヤチェーンなどの滑り止めか雪路用タイヤを着け、速度を十分落として車間距離を長くとります。急発進・急ブレーキ・急ハンドルはスリップに直結するので避け、減速はエンジンブレーキも使います。 できるだけ車の通った跡を選んで走るのも教則にある走り方です。 「凍結路ではフットブレーキを強く踏んで一気に止まる」のような文は×と判断できます。
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よくある質問
参考:警察庁「交通の方法に関する教則」の「悪天候など」の節(雨の日の運転・雪道などの運転・霧などのときの運転)。車間距離の倍率と例文の○×は当サイトの問題データに基づきます。
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