二種の学科は難しい?合格率とつまずく20問
難しさの正体は範囲のずれ。旅客を乗せる運転者のルールは、一種の学科試験には出ていません。
難しく感じる理由:20問ぶんの「一種では出ない範囲」
二種の学科は95問・100点満点・90点以上・50分で、形式も合格基準も普通免許の本免と同じです。 違うのは出題の配分で、警察庁の出題基準(丁運発第46号)では、二種は教則第9章「旅客自動車や代行運転自動車の運転者などの心得」から20問、二輪の第8章は0問と決まっています。
落とせるのは10点だけです。残りの70問を普通免許並みに取れても、第9章の20問で半分外せば、それだけで落とせる点を使い切ります。 逆に言えば、第9章は教則の中でも短い章(警察庁の教則PDFで2ページ弱)なので、ここを先に固めれば、普通免許との差はかなり小さくなります。章ごとの数は二種の学科の形式と章別の出題数で表にしています。
合格率の数字は「学科の合格率」ではない
警察庁の運転免許統計(令和7年版)に載っている第二種免許の数字は次のとおりです。合格率は学科だけでなく、免許試験全体のものです。
| 区分 | 受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 大型二種 | 15,605 | 10,475 | 67.1% |
| 中型二種 | 1,974 | 1,320 | 66.9% |
| 普通二種 | 55,964 | 34,019 | 60.8% |
出典:警察庁「運転免許統計 令和7年版」令和7年中の運転免許試験実施状況。前年(令和6年)は普通二種59.8%・中型二種57.5%・大型二種63.0%。
統計の注記には、受験者数は「免許試験の一部免除に関する規定を適用した受験者数を含め」た延べ人員だと書かれています。 つまり教習所を卒業して技能が免除された人、別の二種を持っていて学科が免除された人もまとめて数えた、免許試験全体の合格率です。 学科試験だけの合格率は、統計の本体には見当たりません。「二種の学科の合格率は約6割」という言い方は、数字の性質からは言えないことに注意してください。
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一種の常識だと外す問題(第9章)
どれも教則の第9章にそのまま書かれている内容です。一種の感覚とずれる場所ほど失点します。
難しさを下げる順番
よくある質問
参考:警察庁「運転免許統計 令和7年版」「運転免許統計 令和6年版」、警察庁 丁運発第46号「学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について(通達)」、 道路交通法施行規則第25条、道路交通法施行令第34条の5、交通の方法に関する教則 第9章(2026年10月時点の公表内容に基づく)。
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