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二種の学科試験の問題:二種だけで出る20問の中身を例題で見る

二種の学科で、普通免許と違う問題が出るのは教則第9章「旅客自動車や代行運転自動車の運転者などの心得」の部分です。 何が問われるかを章の項目と○×の例題で示します。例題はすべて教則の原文から作っています。

結論
文章90問のうち20問が第9章から出ます。問われるのは、ドア・踏切・坂道・警音器・申し継ぎなど旅客を乗せた運転者の決まりごとと、室内灯・回送板・喫煙・危険物などの「その他の心得」。 残りの70問は普通免許と同じ範囲です。
第9章の問題を、先に○×で解いてみる
免許種別が二種に切り替わり、旅客・二種免許の分野から出題されます。

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第9章で問われる項目

第9章は2つの節だけの短い章です。ここに書かれている文が、言い換えや反対の内容にされて○×で出ると考えてください。

1 旅客など利用客の保護
慎重な運転と急ブレーキ・急発進の回避(悪路では事前に声を掛ける)/病気や疲れは事業者に申し出/重大な故障・事故のおそれで運転中止/坂道・危険な場所では旅客を降ろす/踏切内で動けなくなったら旅客を退避させ列車に合図/交代時の申し継ぎと点検/乗降口のドア/事故時の負傷者の保護/運転に支障のある服装をしない/バス発車時の警音器/車掌が乗務するバス
2 その他の心得
路線バスの夜間の室内灯/走行中に職務に必要のない話をしない/タクシーの回送板/乗務距離の最高限度/車内で喫煙しない/危険物を持つ人を乗せない/車内の法令違反行為の制止/踏切用の非常信号用具の備え付け/1日1回運行開始前の日常点検と報告/代行運転自動車標識の表示

二種特有のひっかけを○×で解く

実際の試験問題は公開されていないので、教則の文をそのまま使った形式の例です。問題文だけを読んで○×を決めてから、答えと理由を確認してください。

例題1. 旅客自動車の乗降口のドアは、停車する直前に開いておき、停車後すぐに旅客が乗り降りできるようにする。
答え:× ドアは「停車を確認したあとで開き、また確実に閉めてから発車すること」。停車前に開けるのは誤り。(教則 第9章1(2)カ)
例題2. バスの運転者は、発車するに当たり、その直前に安全が確認できた場合を除き、警音器を吹鳴する。
答え:○ 教則の文そのまま。一種の感覚では鳴らさない場面なので、×にしやすい。(教則 第9章1(2)ケ)
例題3. 旅客自動車の運転者は、坂道で車から離れるときでも、旅客を降ろす必要はない。
答え:× 「坂道で車から離れるときや危険な場所を通過するときは、旅客を降ろすこと」。(教則 第9章1(2)ウ)
例題4. 故障などのため踏切内で動かなくなったときは、速やかに旅客を誘導して退避させるとともに、発炎筒などで列車に合図をする。
答え:○ 旅客の退避と列車への合図の両方が書かれている。「旅客は車内で待たせる」と言い換えられたら×。(教則 第9章1(2)エ)
例題5. 路線バスは、夜間、道路を通行するときは、室内灯をつける。
答え:○ 第9章2(1)。逆に第6章では「室内灯は、バスのほかは、走行中につけないようにしましよう」。バスとほかの車で答えが反対になる。(教則 第9章2(1)・第6章)
例題6. バスの運転者は、旅客のいるバスの走行中でも、旅客から話しかけられれば世間話に応じてよい。
答え:× 「旅客のいるバスの走行中は、職務に必要のない話はしないようにすること」。(教則 第9章2(2))
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ドリルに入っている二種の問題から

旅客自動車の乗降口のドアは、停車を確認したあとで開き、また確実に閉めてから発車する。
答え:○ 教則は、乗降口のドアは停車を確認したあとで開き、確実に閉めてから発車することを求めています。
この問題の解説/ドアは停車を確認してから
旅客自動車が故障などのため踏切内で動かなくなったときは、速やかに旅客を誘導して退避させるとともに、発炎筒などで列車に合図をする。
答え:○ 教則と運輸規則は、旅客を誘導して退避させ、列車に合図(防護措置)をすることを求めています。
この問題の解説/踏切で動けない→旅客の退避が先
タクシーの運転者は、食事や休憩のため旅客を乗せることができないときは、回送板を掲示する。
答え:○ 教則は、食事や休憩、回送のため旅客を乗せられないときは回送板を掲示することとしています。
この問題の解説/タクシーの回送板
路線バスは、その属する運行系統の停留所で乗客の乗降のため停車するときは、標示柱から10メートル以内であっても停車することができる。
答え:○ 道交法は、乗合自動車が属する運行系統の停留所で乗客の乗降のため停車するときは駐停車禁止を適用しません。
この問題の解説/停留所付近の駐停車(バス側)
旅客自動車の事業者は、ガソリンや灯油などで危険な状態のものを持っている者を乗車させないようにする。
答え:○ 教則は、ガソリン・灯油・塩酸などで危険な状態のものを持つ者を乗車させないこととしています。
この問題の解説/危険物を持つ者の乗車
旅客自動車の運転者は、1日1回、運行の開始前に日常点検を実施し、又はその確認をし、事業者にその結果を報告する。
答え:○ 教則は、1日1回・運行の開始前に日常点検を実施または確認し、事業者に報告することとしています。
この問題の解説/旅客自動車の日常点検

第9章の問題で外しやすい3つの型

1. 一種のルールと答えが反対になる
室内灯(路線バスは夜間つける/ほかの車は走行中つけない)、警音器(バスは発車時に鳴らす)。一種の知識が強い人ほど逆に答えます。
2. 順番や条件をすり替える
ドアは「停車を確認したあとで開く」「確実に閉めてから発車」。警音器は「直前に安全が確認できた場合を除き」。条件を抜かれたり入れ替えられたりします。
3. 旅客の扱いを省く
坂道で離れるとき・踏切で動けなくなったとき・事故のとき。車の処置だけ書いて旅客の扱いを抜いた文は×を疑います。

よくある質問

Q. 二種の学科試験の過去問は公開されていますか?
A. 警察庁・都道府県警は二種の学科試験の問題を公開していません。出題範囲は「交通の方法に関する教則」の内容の範囲内と法律で決まっている(道路交通法第97条第3項)ので、教則の文をもとに○×で練習するのが確実です。
Q. 二種だけで出る問題は何問ですか?
A. 警察庁の出題基準(丁運発第46号)では、文章90問のうち20問が教則第9章「旅客自動車や代行運転自動車の運転者などの心得」から出ます。普通免許の学科では0問の章です。
Q. 二種の学科にバスやタクシーのイラスト問題は出ますか?
A. 公式の資料では確認できません。通達はイラスト問題を「各章各節の内容を横断的に取り扱う」と定めているだけで、旅客を乗せた場面が出るかどうかは書かれていません。
Q. 普通二種と大型二種で問題は違いますか?
A. 出題基準は「第二種」の1区分で、普通二種・中型二種・大型二種で共通です。別の種類の二種を持っていれば学科は免除されます(道路交通法施行令第34条の5第2号)。

参考:交通の方法に関する教則 第9章・第6章(警察庁 改正反映版)、警察庁 丁運発第46号「学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について(通達)」、道路交通法第97条第3項、道路交通法施行令第34条の5(2026年10月時点の公表内容に基づく)。

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