大型二種の学科試験:普通二種と同じ?免除の条件と受験資格
路線バスや観光バスを運転するための大型二種。学科試験は大型だから難しくなるわけではなく、普通二種・中型二種と同じ1つの試験です。 学科を受ける必要があるかどうかは、今持っている免許で決まります。
結論
大型二種の学科は普通二種と共通で、95問・90点以上・50分。普通二種など別の二種を持っていれば学科は免除。一種だけ(大型一種を含む)なら学科を受けます。
大型二種でも同じ第9章。旅客の心得を○×で確かめる
二種専用の分野に直行します。大型二種の学科でも、旅客自動車の心得の20問は同じように出ます。
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今持っている免許別:大型二種の学科があるか
| 今持っている免許 | 大型二種の学科 |
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| 普通二種・中型二種など別の二種 | 免除(施行令第34条の5第2号イ) |
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| 6か月以内に別の種類の二種の学科に合格 | 免除(同ハ) |
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| 大型一種 | 受ける |
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| 中型・準中型・普通・大型特殊の一種 | 受ける |
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大阪府警・香川県警・愛知県警の案内も「他の種類の二種免許を持っていれば学科試験は免除」と書いています。 大型一種を持っていても学科が免除されないのは、一種の免許で学科が免除される規定が「一種を受けようとする人」だけを対象にしているからです。
大型二種の受験資格
原則:21歳以上・一種の通算3年以上
大型・中型・準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許を現に受けていて、受けていた期間(停止期間を除く)が通算3年以上(道路交通法第96条第5項第1号)。 旅客自動車の運転者以外の乗務員として2年以上乗務した経験などがあれば2年以上(施行令第34条第6項)。
特例:19歳以上・1年以上
受験資格特例教習(年齢課程と経験課程)を修了した人(令和4年5月13日から)。福岡県警は計36時限と案内しています。
別の種類の二種を持っている人:年齢・年数は不問
普通二種や中型二種を持っていれば、年齢・経験年数に関係なく受けられます(道路交通法第96条第5項第3号)。
受験資格の細かい当てはめは、受験する試験場で確認してください。適性試験の視力(両眼0.8以上かつ片眼0.5以上)と深視力は、普通二種と同じ基準です(施行規則第23条)。
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大型二種で運転できる車
| 免許 | 旅客を運ぶ目的で運転できる車 |
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| 大型二種 | 大型(乗車定員30人以上など)・中型・準中型・普通。代行運転普通自動車も運転できる |
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| 中型二種 | 中型(乗車定員11〜29人など)・準中型・普通。代行運転普通自動車も運転できる |
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| 普通二種 | 普通自動車(タクシーなど)。代行運転普通自動車も運転できる |
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※ 旅客を運ばない運転では、対応する一種と同じ車を運転できます(大型二種なら大型・中型・準中型・普通・小型特殊・一般原付)。出典:道路交通法第86条、施行規則第2条。
学科以外で、大型二種で確認しておくこと
一発で受けるなら仮免許と路上練習が要る人がいる
大型一種を持っていない人(例:普通免許だけの人)が試験場で直接受けるときは、大型仮免許を受けて、過去3か月以内に5日以上、乗車定員30人以上のバス型の大型自動車で路上練習をしている必要があります(道路交通法第96条の2・施行令第34条の2・施行規則第21条の17)。 流れは
二種の一発試験へ。
取得時講習は、別の二種を持っていれば不要
中型二種か普通二種を現に持っている人、教習所の卒業証明書がある人は、大型二種の取得時講習を受ける必要がありません(施行令第33条の5の3第4項)。
免許試験の合格率(参考)
令和7年の大型二種は受験者15,605人・合格者10,475人で67.1%(運転免許統計)。教習所卒業者や学科免除者を含む免許試験全体の延べの数字で、学科だけの合格率ではありません。
大型二種の制度で出るひっかけ
二種の種類と運転できる車
大型二種は定員30人以上など、中型二種は11〜29人、普通二種は普通自動車(定員10人以下など)
上位の二種と一種の範囲
大型二種があれば中型・準中型・普通の旅客自動車も旅客運送で運転できる
別の種類の二種を持つ人
別の種類の二種を持っていれば、年齢・年数を問わず受験でき、学科も免除
受験資格特例教習
受験資格特例教習で19歳以上・1年以上に下がる
二種の深視力
深視力は2.5mの距離で3回検査し、平均誤差2cm以下
よくある質問
Q. 大型二種と普通二種で、学科試験の問題は違いますか?
A. 違いません。警察庁の出題基準(丁運発第46号)は二種を「第二種」の1区分にまとめていて、形式も95問・100点満点・90点以上・50分で共通です。大型二種だけの章はありません。
Q. 普通二種を持っていれば、大型二種の学科は免除されますか?
A. 免除されます。受けようとする二種と別の種類の二種免許を現に受けている人は学科試験が免除です(道路交通法施行令第34条の5第2号イ)。6か月以内に別の種類の二種の学科に合格した人も免除です(同ハ)。
Q. 大型一種を持っていれば、大型二種の学科は免除されますか?
A. 免除されません。一種しか持っていない人は、大型一種でも二種の学科を受けます。一種の免許で学科が免除される規定は、一種を受けようとする人だけが対象です(施行令第34条の5第1号)。
Q. 大型二種は何歳から受けられますか?
A. 原則21歳以上で、大型・中型・準中型・普通・大型特殊のいずれかの免許を通算3年以上受けていることが必要です。受験資格特例教習を修了すれば19歳以上・1年以上。別の種類の二種を持っている人は年齢・年数に関係なく受けられます(道路交通法第96条第5項)。
参考:警察庁 丁運発第46号「学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について(通達)」、道路交通法第86条・第96条第5項・第96条の2、道路交通法施行令第33条の5の3・第34条・第34条の2・第34条の5、 道路交通法施行規則第2条・第21条の17・第23条、警察庁「運転免許統計 令和7年版」、警視庁・福岡県警・大阪府警・香川県警・愛知県警の第二種免許の案内(2026年10月時点の公表内容に基づく)。 受験資格・免除の当てはめは個別の事情で変わるため、受験する試験場で確認してください。
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