運転技能検査とは?対象になる違反・課題・合格点と、落ちたとき
75歳以上で一定の違反歴がある人は、免許の更新時に運転技能検査(実際に車を運転する検査)を受けます。 認知機能検査と違い、合格しないと免許を更新できません。 対象・課題・合格点を、警察庁・警視庁・県警の公式情報のとおりにまとめます。
結論
対象は75歳以上で、直近3年間に11種類の違反のどれかをした人(普通車の免許)。 コースで一時停止などの課題を行い、100点からの減点で70点以上(二種免許は80点以上)なら合格。 不合格だと更新できませんが、更新期限までは何度でも受け直せます。
対象になる11種類の違反
免許の有効期間が満了する日の直前の誕生日の160日前の日より前の3年間に、次のいずれかの違反をした人が対象です。 死亡・重傷事故を起こす危険性が高いと分析された違反が選ばれています(警察庁)。
- 信号無視
- 通行区分違反
- 通行帯違反等
- 速度超過
- 横断等禁止違反
- 踏切不停止等・遮断踏切立入り
- 交差点右左折方法違反等
- 交差点安全進行義務違反等
- 横断歩行者等妨害等
- 安全運転義務違反
- 携帯電話使用等
検査の課題と採点
課題:コースで普通自動車を運転
指示された速度での走行、一時停止、右折・左折、信号の通過、段差の乗り上げを行います(警視庁)。
採点:100点からの減点方式
運転行為の危険性に応じて減点されます。第一種免許は70点以上、第二種免許(大型二種・中型二種・普通二種)は80点以上で合格です(警察庁)。
検査の終わりに受検結果証明書が交付され、更新の手続きで必要になるので、なくさないように保管します(警視庁)。 警察庁は2026年9月に「運転技能検査の見直しに関する有識者検討会」の報告書を公表しており、今後、課題や採点が見直される可能性があります。
75歳以上の更新で受けるもの
運転技能検査の対象の人も、認知機能検査と、実車指導のない高齢者講習(1時間・2,950円)を受けます。 認知機能検査は本番と同じ順番で無料で練習できます。
よくある質問
Q. 運転技能検査は誰が受けますか?
A. 更新期間が満了する日の年齢が75歳以上で、普通自動車を運転できる免許を持ち、免許の有効期間が満了する日の直前の誕生日の160日前の日より前の3年間に、信号無視など11種類のいずれかの違反をした人です(警察庁)。
Q. 何点で合格ですか?
A. 100点からの減点方式で、第一種免許は70点以上、第二種免許(大型二種・中型二種・普通二種)は80点以上で合格です(警察庁・警視庁)。
Q. 落ちたらどうなりますか?
A. 合格しないと免許を更新できません(警視庁)。ただし、更新期間が満了するまでなら何度でも受けられます(埼玉県警)。受けるたびに手数料がかかります。
Q. 手数料はいくらですか?
A. 警察施設の標準額は3,650円です(埼玉県警、2025年3月24日以降)。東京都では都内の全指定自動車教習所と府中・鮫洲の試験場で受けられ、教習所の料金は教習所ごとに異なります(警視庁)。
Q. 運転技能検査の対象者も高齢者講習を受けますか?
A. 受けます。運転技能検査の対象者は、実車指導のない高齢者講習(1時間)を受講します(警視庁)。認知機能検査も受けます。