日常点検・点検整備の学科問題|自家用車は1日1回ではない・タイヤ・ブレーキ・高速前の点検の型
点検整備の問題は、教習でも軽く触れるだけなので「なんとなく」で答えて落としやすい分野です。 出題の芯は「誰が・いつ」点検するか。自家用の普通乗用車は「1日1回」ではなく「適切な時期」。 そこに、タイヤやブレーキの点検項目、高速道路に入る前の点検、走行中のトラブルへの対処が加わります。型ごとに整理します。
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点検整備の5つの型
| 型 | ルール | 定番のひっかけ |
|---|---|---|
| 日常点検の時期 | 自家用乗用車は適切な時期(長距離運転の前など)。事業用・自家用大型・普通貨物・レンタカーなどは1日1回運行前 | 「自家用乗用車も1日1回運行前に点検しなければならない」 |
| 整備不良車 | ハンドル・ブレーキなどが整備されておらず危険な車は運転してはいけない | 「点検は使用者の判断なので、異常があっても運転してよい」 |
| タイヤ | 空気圧・亀裂・異常な摩耗・溝の深さ(スリップサイン)。すり減ると制動距離が延びる | 「タイヤの摩耗で空走距離も延びる」 |
| 二輪車のチェーン | 緩み過ぎも張り過ぎも異常 | 「張りすぎているくらいのほうがよい」 |
| 高速道路に入る前 | 燃料・冷却水・オイル・タイヤ・積載物を点検 | 「燃料切れで本線上に止まっても違反にならない」 |
型1:「1日1回」を自家用乗用車に当てはめる
日常点検は、使用者や運転しようとする人が自分の責任で行う点検です。 自家用の普通乗用車は、走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期に行えばよく、長距離運転の前などが例です。 一方、タクシーなどの事業用自動車、自家用の大型・中型自動車や普通貨物自動車、レンタカーなどは1日1回、運行する前に点検しなければなりません。 「自家用の普通乗用自動車は、1日1回運行前に日常点検をしなければならない」→×。主語の車が何かを必ず確認してください。 定期点検も、自家用の普通乗用車は1年ごとで、事業用などより間隔が長く設定されています。
型2:点検項目(ブレーキ・タイヤ・灯火)
日常点検の代表的な項目は、運転席でのブレーキペダルの踏みしろと効き、駐車ブレーキの引きしろ、エンジンの掛かり具合と異音、 ワイパーとウインドウ・ウォッシャ、冷却水・エンジンオイル・ブレーキ液の量、灯火や方向指示器の点灯・点滅、 そしてタイヤの空気圧・亀裂や損傷・異常な摩耗・溝の深さ(スリップサインで確認)です。 タイヤがすり減ると制動距離が延び、雨の日にはハイドロプレーニングも起きやすくなります。空走距離は運転者の反応で決まるので、タイヤでは変わりません(停止距離の問題)。 二輪車のチェーンは緩み過ぎも張り過ぎも異常です。
型3:整備不良の車は運転しない
ハンドルやブレーキ、マフラーなどが整備されていないために交通の危険を生じさせたり、有害なガスや騒音で迷惑をかけたりするおそれのある車は、運転してはいけません。発炎筒などの非常信号用具も備えておく必要があります。 「点検で異常が見つかっても、目的地までなら運転してよい」のような文は×と判断できます。
型4:高速道路に入る前の点検
高速道路では、燃料切れや故障で本線上に止まること自体が違反になり、重大事故にもつながります。 そのため走行前に燃料・冷却水・エンジンオイルの量、タイヤの空気圧や溝、積載物の積み付け状態を点検します。 「点検不足による燃料切れで本線車道に停止しても違反にはならない」→×。高速道路の型は高速道路問題のひっかけへ。
型5:走行中のトラブルへの対処
点検とセットで出るのが、故障したときの対処です。オーバーヒートは安全な場所に止めてエンジンを冷ましてから点検(すぐにラジエータキャップを開けない)。 タイヤがバーストしたらハンドルをしっかり握り、急ブレーキを避けて徐々に減速。 下り坂でブレーキが効かなくなったら、減速チェンジとハンドブレーキ、それでも止まらなければガードレールなどに車体をすり寄せて止めます。 事故や故障の全体は事故の措置の問題へ。
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よくある質問
参考:警察庁「交通の方法に関する教則」の「自動車の点検」(日常点検・装備品などの点検・定期点検)、「緊急時の措置」の記載。例文の○×は当サイトの問題データに基づきます。
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